e-tax、eLTAXの利用
大法人の電子申告の義務化や、個人の確定申告で青色申告者が電子申告をすると控除額が10万円アップする等、e-taxの利用が必須になってきました。
e-taxのソフトも年々改良されてより使いやすくなってきてます。
そもそも、e-tax、eLTAX共にパソコンにインストールが必要なバージョンとインストールせずにブラウザで操作できるWEB版があります。
目的によってどちらかを使い分けることになります。
基本的にWEB版はインストール版の簡易的なものです。
具体的な利用
e-tax、eLTAXを利用する場合、開始届出書なる書類の提出が必要です。
開始届出書の提出(国税庁HP)
https://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesho/index.htm
利用届出とは
https://www.eltax.lta.go.jp/riyoutodokede/
届出書を提出すればすぐに利用者識別番号(ID)とパスワードが発行されます。
忘れた場合は請求するとはがきで送られてきますが時間がかかるので忘れないようにする必要があります。
どうしても急に必要になってしまった場合は再度利用者識別番号を取得するしかないですね。
この場合、利用者識別番号が2つ以上となるので管轄の税務署からどっちを使うか聞かれます。(電話がかかってきます)
申告・申請・納税について、
・インストール型→贈与税申告を除くすべての申告が可能。
・WEB版→源泉所得税、法定調書、納税関係、納税証明関係のみ可能。
特に源泉所得税の電子申告は、電子証明書が不要なので必要な情報さえあれば一気に納付まで行けるのでとても便利です。
eLTAXは、法人住民税・法人事業税、固定資産税(償却資産)、個人住民税、事業所税(申告・納付・届出の提出など)が対応しています。
使ってみた感じは、償却資産申告は慣れないと難しい部分があります。申告対象が多い方は向かない印象です。
個人住民税は従業員の特別徴収の納付に使えるので銀行に行く手間が省けるので便利かと。法人税関係も納付が使える点で利便性は高いです。
e-taxとeLTAXの共通の注意点として、申告時に使う電子証明書を事前に登録する必要があります。
eLTAXの注意点として、申告する前に、申告する税目・自治体の情報を登録とエラーになってしまうのでこの点はe-taxとことなり注意が必要です。
積極的な利用
紙で提出・納税していた時期は期限から逆算して早めに申告を完了させることが必要でありました。e-taxを利用すれば、現在では期限ギリギリでも間に合います。
ただ、期限ギリギリだとe-taxやeLTAXのシステムがダウンする事があるので、もちろん早めに完了させることが大事です。)
e-taxやeLTAXも使いやすくどんどんアップデートされているのでおすすめの機能があればご紹介させていただきます。
お読みいただきありがとうございます。